冷え症

このような症状にお悩みではありませんか?

このような症状にお悩みではありませんか?

  • 寒くないのに手足が冷たい
  • お風呂に入った後でも手足が冷える
  • 着込んでも身体が冷える
  • 風邪をひきやすい
  • 肩が冷えやすい
  • トイレが近い、下痢や便秘になりやすい

「たかが冷え症」と放置してしまうと、身体にあらゆる不調が現れます。
放置せずに、きちんと治療しましょう。

なぜ冷え症がおこるの?

本来、「冷え症」は西洋医学での疾患名ではありません。東洋医学では、「冷え」を様々な疾患の兆候として扱ってきました。
冷え症の原因には、熱を生み出す食べ物の不足と、運動不足、血流障害(低血圧、末梢循環障害など)などがあります。また、胃腸機能が低下すると、食べ物を消化して熱を生み出すことに不具合が起きるため、胃腸が弱い方には冷え症が多い傾向にあります。他にも、精神的ストレスや、スマホ・パソコンの使用による猫背も冷え症の原因になる要素です。

男性と女性の違い

冷え症は女性に圧倒的に多いと言われています。その理由は、男性よりも筋肉量が少ないからです。他にも、生理や出産、閉経によって女性ホルモンの乱れが起きることで、血液の循環不全が引き起こされることも大きく関係しています。
とはいえ、男性でも冷え症になる方はいらっしゃいます。特に男性の場合は、加齢による筋肉量・臓器機能の低下で冷え症になります。

運動不足

運動量が不足すると代謝が落ち、血液の循環が悪くなってしまいます。また、運動不足が続くと筋肉量も少なくなるので、体内で熱を生産することがうまくできなくなります。

食生活の乱れ

冷たい飲食物や甘いデザートなどの食べ過ぎや、過度なダイエットによる栄養不足は、冷え症の原因になります。

自律神経の乱れ

自律神経は、体温調整の役割も担っている神経です。通常、自律神経は、暑さを感じた際は血管を拡張して体温を逃がし、寒さを感じた際は血管を縮め、体温を逃さないように働きます。しかし、近年は冷暖房の普及によって、室内外の温度差が大きくなったことが原因で、自律神経の乱れが起きやすくなりました。

喫煙

タバコの主成分であるニコチンには、血管を収縮させ、血流を悪くさせる作用があります。

便秘

腸内の蠕動(ぜんどう)運動がうまく機能しないことで、基礎代謝が落ちてしまい、冷え症を引き起こします。

冷え症にも種類があります

冷え症にも種類があります冷え症には種類が複数あります。ご自身がどれに当てはまっているかを見てみましょう。

末端が冷えるタイプ

血液がドロドロになったり、血管が動脈硬化などで細くなったりしている場合は、血液が手足の末端まで十分に届かなくなります。
それによって手足の冷えが発生しますが、このタイプの場合、ただ手足を温めただけでは冷え症は治りません。身体は臓器を温めることを優先させるため、まずは腹巻などでお腹を温めることが重要になります。また、運動する習慣を作り、基礎代謝を上げることも大事です。

下半身が冷えるタイプ

姿勢の悪さが原因で骨盤が歪むことで、下半身の血行が悪くなるタイプです。足を組んだり猫背になったりするクセがありましたら、矯正する習慣を作ってみましょう。また、ストレッチや半身浴を行うことが、代謝改善において重要です。

内臓が冷えるタイプ

このタイプは、ストレスによる自律神経の乱れが原因です。自律神経の乱れによって手足などの末端部分に血液が集まらず、内臓の冷えも起きてしまいます。冷えの自覚に乏しく、下痢や倦怠感、風邪をひきやすいなどの身体症状で自覚する必要があります。お腹や腰を温めたり、温かい飲食物を摂取したりすることを行いましょう。

その他

自律神経の乱れ

自律神経の役目である「汗・体温の調節」「胃の動きのコントロール」がうまく機能できなくなることで、冷え性が起こり、イライラ感や肩こり、胃もたれなどの症状も引き起こされます。

鉄分不足

女性に多い傾向にあります。鉄分が不足すると、貧血が生じ、冷え性と共に疲れやすさや体力低下などを引き起こしてしまいます。
日頃から多めに鉄分を摂るよう意識してください。お肉やほうれん草など積極的に摂取しましょう。

ホルモンバランスの崩れ

女性ホルモンのバランスが悪くなることが原因で、自律神経の乱れが起き、冷え症が発生します。特に更年期の女性に多い傾向にあります。

あなたの冷えは病気が関わっているかも・・・

冷えを引き起こす病気

  • 貧血
  • 甲状腺機能低下症
  • 膠原病(こうげんびょう)
  • 心機能の低下

など・・・

冷えに伴い悪化する症状

  • 生理痛
  • 頭痛
  • 肩こり・腰痛
  • 関節痛
  • 便秘・下痢
  • 不眠症
  • 不安・抑うつ症状
  • めまい

など・・・

 

今すぐ実践!改善方法

今すぐ実践!改善方法冷え症の原因には自律神経の乱れや、基礎代謝の低下、血流の低下などがあります。これらを改善させるには、食事や運動など、日ごろの対策が必要です。
冷え症は命に関わる疾患ではないので、治療されずに放置されることは少なくありません。しかし、冷え症を改善させるとQOLが向上し、身体的・精神的不調が解消されます。
身体を温める食生活や運動の習慣を身につけ、冷え症を改善させましょう。

入浴や半身浴でからだを暖める

シャワーで済ませるよりも、お風呂につかることをお勧めします。38℃~40℃のお風呂にゆっくり入りましょう。ゆっくりお風呂に入ることで、副交感神経が働き、リラックスしやすくなります。

身体を動かす

運動で新陳代謝を上げ、血流の流れを良くしましょう。ハードなスポーツを行う必要はなく、散歩や簡単なストレッチから始めてもいいです。また、就寝前に軽めのストレッチを行うことで、血行が促進し、寝つきが良くなります。

食べ物で改善する

東洋医学では、身体を冷やすものを「陰性食品」、身体を温めるものを「陽性食品」と呼びます。なるべく陽性食品を積極的に摂取して、身体を温めましょう。ネギ・ショウガ・ゴボウなどの根菜類や、ゴマ、黒豆、小豆などの黒い物などは、陽性食品に当てはまります。

ビタミンE

ビタミンEには血流を良くする効果があります。特に青魚には、EPAという血流を改善させる必須脂肪酸がたくさん含まれています。

例:イワシ、キウイ、アーモンド、落花生、カボチャなど

ビタミンB群

ビタミンB群には代謝を上げる効果があります。

例:牛肉、マグロ、イワシ、卵、納豆、ゴマ、緑黄色野菜、玄米、など

鉄分

鉄分を摂取することで、冷え症だけではなく、貧血を改善させることもできます。

例:ホウレンソウ、レバー、イワシ、ヒジキ、カツオ、卵など

その他

冷暖房に慣れてしまうと、体温調節機能が落ちてしまいます。室内と室外の温度差は5℃以内に抑えましょう。 また、靴下の重ね履きや毛糸の下着を活用して、身体を温めてください(締め付けの強い下着は控えてください)。

管理栄養士監修!冷え性レシピ

簡単冷え症レシピ①

桜エビのスープ(1人分) 18kcal・塩分0.3g

【効果】

桜エビの栄養素
ビタミンE、B12、カルシウムを多く含む。

効果・効能  
血流の改善、動脈硬化の予防、
高血圧の予防など

材料
  • ★キャベツ           40g
     (千切り・サラダ野菜でもOK)  
  • ★水              200㏄
  • ★塩分控えめ鶏がらスープの素  1.2g(小さじ1/2)
    ★桜エビ(乾)          2~3g 
    ※桜海老はスープを作る前に600wレンジで
     15秒加熱することで
    風味が際立ちます。
    ※お好みでねぎ(小口切り)    少量

作り方
  • ①マグカップに★の材料を入れて軽く混ぜる。
  • ②600wレンジで2~3分加熱し、再度軽く混ぜる。
  • ③ねぎを盛り付けて完成。(お好みでラー油やごまをプラスするのもおすすめです!)

 

簡単冷え症レシピ②

ブロッコリーの生姜和え  45kcal・塩分0.4g

【効果】

ブロッコリーの栄養素
ビタミンC、β-カロテン

生姜の効果・効能  
血行促進

効果・効能     
鉄の吸収の促進、抗酸化作用など

材料
  • ブロッコリー             50g
     (冷凍でもOK)  
    塩                  0.3g
     (ブロッコリーを茹でる時)  
    ★塩分控えめの鶏がらスープの素  0.3g
    ★すりおろし生姜
      (生姜チューブでもOK)      0.5g
    ★ごま油               2g
    ★白ごま             少量

作り方
  • ①ブロッコリーを塩茹でする。冷凍であれば解凍する。
  • ②ボウルに★の調味料を入れ、茹でたブロッコリーを温かいまま加えて和える。
  • ③盛り付けて完成。
      (針生姜をのせるとピリッとアクセントになりおすすめです♪)